入学祝い、金額の相場は？いつ渡す？

春の行事といえば、入学式を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。

お孫さん・甥っ子くん・姪っ子ちゃんなどが入学するときは、正しいマナーでお祝いを渡したいですよね。

今回は入学祝いの相場や渡すタイミングなどについてご紹介します。

金額

平均的な相場を上記表にまとめました。

祖父母から孫に贈る場合、伯父（伯父）・伯母（叔母）から甥・姪など親戚の子供に贈る場合、親しい友人の子供に贈る場合、など贈る相手の年齢や間柄によって金額が異なる傾向にあります。

基本的には身内同士の内輪で送るものなので、特に親しい間柄でなければ贈らなくても失礼にあたりません。

入学（入園）は出費が増える時期なのでお祝いが現金やギフトカードでも違和感はありませんが、現金を贈ることに抵抗がある場合は品物を贈る方法もあります

保育園・幼稚園	バッグ、水筒、名前スタンプ
小学校	ランドセル、学習机、文房具、目覚まし時計
中学校	文房具、辞書、腕時計
高等学校	財布、定期入れ、文房具
大学	家電、バッグ、スーツ

品物の一例を上記の表にまとめました。

名前スタンプが入園祝いに選ばれる理由は、持ち物に名前を書くことが多くなるためです。

筆者自身も入園祝いに名前のスタンプを贈り、とても喜ばれました。

家電が大学入学祝いに選ばれる理由は、下宿など一人暮らしをはじめる人がいるためです。

好みに合わなかったり、既に持っていたりすることがないよう、事前に相談して決めたものを贈るのも良いですね。

渡す時期

いつ渡したたら良いのか迷いますよね。

卒業式（卒園式）の２～３週間後、または入学式（入園式）の２～３週間前、いずれかがベストとされています。

早すぎても遅すぎても失礼に当たるとされていますので、入学試験に合格した連絡を受けたからと1月や2月などの早い時期に入学祝いを渡すのは、特別な事情がある場合以外はおすすめできません。

合格の連絡を受けて贈るのは、入学祝いでなく合格祝いになってしまいます。

高校生の場合は、大学入試の結果で浪人や就職に変更する可能性もありますので、合否の結果が出るのを待ってから、または進路が決まってから贈るようにしてくださいね。

注意点（卒業祝いと兼ねる？袋？新札？）

・卒業祝いと兼ねる？？

3月に卒業、翌月の4月に入学、とお祝いが重なる場合が多いので、

卒業祝いと入学祝いの両方を贈っても間違いではありません。

また、入学祝いを卒業祝いと兼ねても失礼にはあたらないとされています。

・袋

現金を贈る場合は、祝儀袋に入れます。

赤白の蝶結びの水引がついた祝儀袋が基本ですが、かわいい柄やおしゃれなデザインが描かれたのし袋もあるので、贈る相手のイメージに合った袋を選んでも良いですね。

表書きは「御祝」「御入学御祝」「祝入学」などです。

※「祝　御入学」の場合、４は縁起が悪いとされているので、１文字分のスペースをあけて五文字にします。

表書きの下段には差出人の名前をフルネームで記載します。

中袋の表には氏名や住所、裏には包む金額を記載しますが、予め印刷されている場合は、その欄に従って記載します。

筆記具は毛筆や筆ペンを使用して記入します。

万年筆やボールペンは無作法とされていますが、記入欄が印刷された中袋については万年筆やボールペンも可とされています。

品物を贈る場合にも、熨斗をつけます。

・新札

包むお金は新札がベストですが、新札が用意できない場合はピン札でも可とされています。

新札は、金融機関の窓口で入手可能な場合が多いです。

※新札とピン札の違い

新札：未使用の新しいお札

ピン札：使用されているが、シワや折り目がついていないきれいなお札

最後に

入学は、子供にとってもその親御さんにとっても節目となる記念すべき第一歩なので、気持ちを込めて贈ってくださいね。