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エメンタールチーズの穴が減少している理由

今日2月10日は、トムとジェリー(Tom and Jerry)の誕生日。

トムとジェリーは、1940年2月10日にアメリカで短編映画が公開されました。

ネコのトムとネズミのジェリーがいたずらをしながら追いかけっこを繰り広げるドタバタのコメディは、子どもから大人まで世代を超えて今でも世界中の人々に愛され続けていますよね。

トムとジェリーといえば追いかけっこの印象のほかに、ジェリーの大好物の穴あきチーズも思い出しますよね。

あの穴あきチーズは、スイスの代表的なチーズの1つであるエメンタール(Emmental)です。

エメンタールチーズの穴が以前より減ってきていると思いませんか?

目次

エメンタールチーズとは

エメンタールチーズは、チーズの王様とも呼ばれ、おだやかな塩味とナッツのような香りがするマイルドな口当たりが特徴です。

ちなみに、チーズの王様と呼ばれるチーズは、エメンタール以外にパルミジャーノ・レッジャーノブリ・ド・モーなども呼ばれています。

エメンタールチーズは、そのままでも、グラタンやピザ、グリュイエールチーズと混ぜてチーズフォンデュ、など加熱しても、おいしく食べることができます。

エメンタールチーズの特徴は、

  • 重量が100㎏前後、直径1m程度と大きいこと、
  • 直径1㎝くらいの穴がたくさんあること、

ですよね。

大きいハード系のチーズの中でも、エメンタールチーズは特に大きい部類です。

エメンタールチーズの穴

穴には大きく分けて、チーズアイ(チーズの目)メカニカルホールの2種類があります。

チーズアイ

  • 細菌が生成する炭酸ガスの気泡が固まってできるもの
  • 形状は円形で比較的小さい

メカニカルホール

  • 製造過程の型に入れるときにできてしまう隙間のこと
  • 形状はギザギザ

NPO法人チーズプロフェッショナル協会のC.P.A.チーズ検定をきっかけにチーズについて少し学んだときには、チーズアイは発酵によって生じる炭酸ガスの気泡が固まったものとして記憶に残っています。

しかし2015年にスイス連邦政府の農業研究機関(Agroscope)によって、手搾りした生乳に混入した微量の干し草に乳酸菌などが集まるためという説が新たに確認されました。

手搾りから搾乳機を使うという機械化が進んで干し草の混入を大幅に防ぐことができるようになったことによって、チーズアイの数が減少しているようです。

今後さらに機械化が進むことによって、エメンタールチーズの特徴の1つである穴がさらに減りそうですね。

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